頭皮ケアと聞くと、育毛剤や抜け毛対策を思い浮かべがちです。でも、頭皮も顔と同じ皮膚。清潔にすることに加えて、乾燥が気になるときには、うるおいを守るお手入れも大切です。
今回は、40代・50代の方に知っていただきたい「頭皮の保湿」について、育毛ケアとの違いから、ご自宅でできる方法までお伝えします。
頭皮の保湿と育毛ケアは、目的が違います
頭皮の保湿は、水分を補い、乾燥を防いで皮膚をすこやかに保つためのお手入れです。一方、育毛ケアは、育毛や脱毛予防など、製品ごとに認められた効能を目的に行うものです。
つまり、「保湿をすれば髪が増える」「白髪が黒く戻る」ということではありません。頭皮用の保湿ローションと薬用育毛剤は、同じ場所に使うものでも、役割が異なります。
顔が乾燥したとき、まず洗い方や保湿を見直すように、頭皮も今の状態に合ったケアを選ぶことが基本です。抜け毛が気にならない方でも、洗ったあとにつっぱる、乾燥が気になるといった場合には、お手入れを見直す意味があります。
頭皮は皮脂が出るのに、なぜ乾燥するの?
「頭皮はベタつくから、保湿はいらないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。確かに頭皮は皮脂が多い部位ですが、皮脂が出ることと、皮膚が十分な水分を保てることは同じではありません。
皮膚の表面には、水分を保ち、外からの刺激から守る働きがあります。これを「バリア機能」といいます。必要な皮脂まで落としすぎたり、強くこすったりすると、うるおいを守る働きの妨げになります。
熱いお湯で洗う、すっきりさせようと何度もシャンプーする、爪を立てて洗う。こうした習慣は、乾燥が気になる頭皮では見直したいポイントです。
40代・50代になると、以前と同じお手入れでも使用感が変わることがあります。ただし、原因を年齢だけに決めつける必要はありません。季節、洗い方、使っている製品なども振り返ってみましょう。
まずは「洗い方・乾かし方・保湿」を見直しましょう
① 熱すぎないお湯で、やさしく洗う
シャンプー前に髪と頭皮を十分に濡らし、指の腹でやさしく洗います。汚れを落とそうと力を入れるより、泡を頭皮全体に行き渡らせることを意識しましょう。生え際や耳の後ろも、すすぎ残しがないよう丁寧に流してください。
洗ったあとに毎回つっぱるなら、シャンプーが今の頭皮に合っているかも確認を。「よく泡立つ」「すっきりする」だけでなく、洗い上がりの頭皮の感覚も選ぶ目安になります。
② ドライヤーの熱を一か所に当て続けない
タオルでやさしく水分を取り、ドライヤーを動かしながら根元から乾かします。頭皮が熱いと感じるほど近づけたり、同じ場所に長く当てたりしないようにしましょう。
乾燥が心配だからと濡れたまま放置するのではなく、熱の当て方を工夫することがポイントです。
③ 必要に応じて、頭皮用の保湿剤を選ぶ
乾燥が気になる場合は、頭皮用として作られたローションなどを選び、使用量やタイミングは製品の説明に従ってください。髪につけるトリートメントやヘアオイルを、自己判断で頭皮に塗り込むことはおすすめしません。
「清涼感が強いほど効く」「植物由来なら必ずやさしい」とは限りません。香りや使用感だけでなく、刺激を感じないかも確認し、赤みやかゆみが出た場合は使用を中止しましょう。
かゆみやフケを、すべて乾燥と決めつけないこと
頭皮のかゆみやフケには、乾燥以外の原因もあります。製品によるかぶれや皮膚炎などの場合、保湿剤を追加するだけでは解決しません。
かゆみが続く、赤みや湿疹がある、急に抜け毛が増えた場合は、皮膚科で相談してください。カラー後のヒリヒリ感も、「保湿すれば大丈夫」と我慢せず、施術者に伝えることが大切です。
頭皮に問題がなく、乾燥も感じない方まで、必ず新しいアイテムを増やす必要はありません。今のお手入れが合っているかを確かめ、必要なケアだけを取り入れましょう。
Cocoaでは、髪と頭皮を分けて考えます
豊中のHair Salon Cocoaでは、白髪の染まりや髪のツヤだけでなく、頭皮の状態や普段のお手入れも大切にしています。
毛先のパサつきには髪のケア、頭皮の乾燥には洗い方や保湿の見直し。同じ「年齢とともに気になる悩み」でも、必要なお手入れは異なります。ヘナやカラー、頭皮ケアのメニューを選ぶ際も、気になることを遠慮なくお聞かせください。
頭皮の保湿は、髪を増やすための特別な方法ではなく、今の頭皮をすこやかに保つための身近なお手入れです。まずは今日のシャンプーから、洗い方と洗い上がりを意識してみませんか。
普段の頭皮ケアやメニュー選びで迷う方は、Cocoaの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。