「一緒にできませんか?」その気持ち、すごくわかります。
仕事・家事・育児に追われる毎日。
美容室に何度も通うのは大変だから、**縮毛矯正とカラーを“同日に済ませたい”**と考える方はとても多いです。
ですが、プロとしてはあえて言います。
髪を守るなら、縮毛矯正とカラーの“同日施術”はおすすめできません。
理由は単純。
髪へのダメージが跳ね上がるからです。
このブログでは、なぜ同日にしない方がいいのか、順番はどちらが先か、どのくらい間を空ければいいのかを「美容師目線+科学的根拠」でわかりやすく解説していきます。
1. 縮毛矯正とカラー、どちらも“髪の構造を壊す施術”
まず知ってほしいのが、縮毛矯正とヘアカラー、どちらも“髪の内部を大きく変化させる施術”であるということ。
🔸 縮毛矯正とは?
縮毛矯正は、髪内部のシスチン結合を薬剤で一度切断し、ストレートアイロンで新たに形づくり、再度固定する施術。
つまり、髪の結合を壊して再構築する、まさに“髪の整形”ともいえるプロセスです。
🔸 ヘアカラーとは?
一方、カラーはキューティクルを開き、髪内部のメラニン色素を分解しながら染料を入れるというもの。
ブリーチ剤を含むカラーであれば、より強く髪に影響します。
どちらも、単体でも髪に負担がかかる施術。
これを同じ日に連続して行うと、髪は一気にストレスを受け、構造的に耐えられない可能性があります。
2. 同日にやると何が起きるのか?|5つのリスク
❌ ダメージが“蓄積”ではなく“跳ね上がる”
施術による影響は「足し算」ではなく「掛け算」です。
髪のタンパク質が流出しやすくなり、ツヤや弾力がなくなってしまう危険性があります。
❌ 縮毛矯正が定着しにくい
カラー後に矯正をすると、色素が邪魔をして薬剤が均一に働かず、うねりが戻ることも。
❌ カラーの色ムラ&色落ちが早くなる
縮毛矯正後は髪がアルカリ性に傾いており、染料が定着しにくい状態。
そのため、希望通りの発色にならなかったり、1週間で色落ちしてしまうこともあります。
❌ 切れ毛・枝毛の発生リスクが高まる
ダメージを受けた髪は柔軟性がなくなり、乾燥が進行して断毛や枝毛の原因に。
❌ トリートメントでは取り戻せないダメージ
「ケアすれば大丈夫」と思われがちですが、一度壊れた結合は元に戻りません。
予防こそが最高のヘアケアなのです。
3. それでもやるなら順番が命
どうしても同日に施術したいという場合でも、せめて施術の順番は必ず守ってください。
✅ 正解は「縮毛矯正 → カラー」
なぜかというと、カラーを先にするとその色素が矯正剤によって流出してしまい、色ムラや変色の原因になるから。
さらに、矯正後は髪がとても敏感な状態になるため、カラー剤の反応も不安定に。
リスクを最小限にするためには、どうしても順番が重要です。
4. ベストな間隔は?|7日〜14日が目安
髪のダメージ状態や施術の強さによっても異なりますが、
目安は1〜2週間(7〜14日)空けるのが理想です。
理由は以下の通り:
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髪のpH(アルカリ性→弱酸性)バランスが戻るのに数日かかる
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水分・タンパク質の回復が必要
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ダメージの程度が見極められる(施術後にクセが戻らないか観察)
5. それでも同日にしたい人のための最低限の対策
どうしても時間が取れない・イベントが近いなど、やむを得ず同日にしたい場合は以下を守ってください:
✅ 同日に行う場合の5つの対策
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酸性縮毛矯正を選ぶ(ダメージ軽減)
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カラーはリタッチ(根元のみ)に限定
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トリートメント成分を配合した薬剤を使用
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集中トリートメントを必ず受ける or 自宅で続ける
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縮毛矯正直後はアルカリ除去・pH調整系シャンプーを使う
それでも“完璧”は保証できません。
やはり、分けて施術するのが一番安全です。
6. まとめ|髪は“急がず、丁寧に扱う”ことで美しくなる
最後にもう一度お伝えします。
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縮毛矯正とカラーの同日施術は基本NG
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施術する場合は**「縮毛矯正 → カラー」の順番で、1〜2週間空けて**
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「すぐ綺麗に」より「ずっと綺麗に」を大切にしましょう
髪は“続けた人にしか与えられないご褒美”です。
その美しさを長く守るためにも、施術のタイミングとケアの意識が鍵になります。
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