ドラッグストアの育毛剤と人幹細胞培養液入り育毛剤の違いとは?
育毛剤と一言で言っても、その種類や成分、価格帯には大きな違いがあります。特に最近注目されているのが「人幹細胞培養液入り育毛剤」。一方で、手軽に買えるドラッグストアの育毛剤も根強い人気があります。
今回は、両者の特徴や違いを、美容師の視点から分かりやすく解説していきます。
ドラッグストアの育毛剤とは?
市販の育毛剤は「医薬部外品」として販売されており、以下のような目的で使われます:
- 抜け毛の予防
- 頭皮の血行促進
- ふけ・かゆみの抑制
代表的な成分には、センブリエキス・ニンジンエキス・グリチルリチン酸・メントールなどがあり、頭皮を清潔に整えることを目的としています。
人幹細胞培養液入り育毛剤とは?
「ヒト幹細胞順化培養液」と呼ばれる成分が含まれており、幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養した液体に含まれる成長因子やサイトカインなどが主成分です。
これらは細胞の活性化やターンオーバーの正常化、抗炎症、血管新生などを促すことで、より深い部分から育毛をサポートする仕組みです。
比較表でチェック!
項目 | ドラッグストア育毛剤 | 人幹細胞培養液育毛剤 |
---|---|---|
主な目的 | 頭皮環境の改善 | 細胞レベルでの再生促進 |
主成分 | 生薬・ビタミン・清涼成分 | 成長因子・幹細胞由来成分 |
期待できる効果 | 抜け毛予防・ふけ・かゆみ対策 | 毛根活性・ハリ・コシ・太さ改善 |
価格帯 | 約2,000円〜5,000円 | 約6,000円〜20,000円 |
即効性 | △(継続使用で効果) | △〜○(個人差あり) |
購入先 | 薬局・ネット・量販店 | 美容室・専門店・一部ネット |
どちらを選ぶべき?
ドラッグストア育毛剤がおすすめな人:
- とにかくコスパ重視で育毛ケアを始めたい
- まだ軽度な抜け毛レベル
- スカルプケア初心者
人幹細胞培養液育毛剤がおすすめな人:
- 年齢による抜け毛・細毛が深刻
- 頭皮の老化や乾燥も気になってきた
- 将来のために本格的なケアをしたい
美容師としてのアドバイス
どちらも「育毛をサポートする」という点では共通していますが、目的やレベルに応じて使い分けるのが理想です。
髪が細くなってきた、以前より抜ける本数が増えた、そんな実感があるなら、ワンランク上のケアとして人幹細胞培養液入りの育毛剤を取り入れてみる価値は大いにあります。
もちろん、いきなり高価なものに手を出すのが不安な場合は、まずは市販のもので土台を整えてから切り替えるのもOKです。
まとめ
育毛剤選びは“自分の状態に合ったケア”を選ぶのがポイント。どちらにも良さがあり、効果的なタイミングや目的に応じて取り入れることで、より満足のいく結果につながります。
気になる方は、美容室や専門家に相談しながら、あなたにぴったりの育毛ケアを見つけてくださいね。